公営住宅当たらない... 仮設の74歳女性自殺

1997年7月23日

 22日午後1時35分ごろ、尼崎市東七松町の尼崎市役所北館屋上の鉄さくで女性が首をつっているのを、隣棟7階の市職員が見つけた。女性は搬送先の病院で間もなく死亡した。

 尼崎西暑の調べによると、女性は同市神崎町の神崎仮設住宅の入居者(74)。屋上に現金や健康保険証などの入つたセカンドバッグが残っていた。遺書はなかった。

 女性は同日午前11時半ごろ、同市役所の仮設住宅対策課を訪れ「これまで3回の公営往宅の抽選に外れ、将来が不安だ」などと話した。同課は「秋にも抽選があるから、めげずにがんばってください」と返答。世間話を交わし、女性は約一時間後に帰ったという。応対した同課職員は「女性は納得した様子だったので、思わぬ結果に驚いている」とショックを隠せない様子だった。

 女性は、震災で住んでいた同市内の文化住宅が全壊し、1995年4月から一人で同仮設に入居していた。女性をよく知る近くの入居者は「当選したかどうか、近所の人によく尋ねていた。周囲には公営住宅に当選した人もいるのに、当人は再三、抽選に外れており、不安を募らせていたようだった」と話していた。

(7月23日付け 神戸新聞朝刊)

2005,7, 3
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