3.現住宅の不安と復興状況

(1)現住宅の不安内容 (地震への不安が強い:約5割)

 「地震」に対する不安を訴えた者が49.3%と最も多い。次いで「火災」の19.8%や「台風」の16.3%が具体的な不安事項として続いている。しかし他方で、「不安はない」とするものも30.5%は存在している。
 被災住宅の対応別に見てみると、「地震」への不安が共通して高いものの、新築対応層では「不安はない」が36.5%とかなり多くなっている。これに対して補修対応層では、「地震」への不安が60.9%と最も高くなっている。

(2)近所の住宅復興状況について (復興完了派:約5割)

 最も多い評価は「概ね復興した」と「ある程度復興した」とみている層で、共に35.8%である。しかし、「完全に復興した」と評価しているものは16.8%と低い。そして、「まだ復興していない」とするものも11.6%みられる。
 「完全に復興した」と「概ね復興した」を合わせて、“復興完了派"とすると、これが52.6%に相当する。震災発生から5年が経過した現在の時点で、復興が完了したと評価している被災者が半数程度にしか達していない点は注目されよう。

(3)自己の生活再建について (復興完了派:5割強)

 「ある程度復興した」が31.2%と最も多く、次いで「概ね復興した」28.4%、「完全に復興した」26.4%と続いている。しかし、「まだ復興していない」と評価している被災者も14.1%とかなりの程度で存在しており、“復興完了派"は54.8%と半数を少し超える程度である。
 ただ、自己の生活再建評価と近所の住宅復興状況評価との関連を見てみると、両者はかなり密接な相関を示しており、各自の生活再建評価は、近所の住宅再建評価や自己の住宅再建状態の評価に影響を受けていることが伺える。

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2005,7, 3
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